提言‐家族で会話を

家族で会話を

お盆休みに入りました。

実家に帰省される方も多いのではないかと思います。

家族一同が久しぶりに顔を合わせ、
食事でもしながら、昔話に花を咲かせる、
そんな楽しいシーンを思い浮かべているのは私だけでしょうか?

本日の投稿のタイトルは提言‐家族で会話を

少し仰々しい表現かと思いましたが、折角の良い機会なので是非皆さまにお伝えしたいと
キーボードを叩くことにしました。


半年ほど前のことです

兄と父の遺産相続で揉めているとの相談がありました。
法定相続分など一般的な話をして、「遺産分割協議」を進めるように話をしました。
しかし、結局話し合いはうまくまとまらず、裁判で争うことのなったとのこと。

ここまで来たら、残念ながら兄と妹は敵対関係、決着がついても元の鞘には納まらないと思います。

私はこのような相続トラブルで家族関係が崩壊する場面をよくみます。

そしていつも思うことがあります。

 ALWAYS 三丁目の夕日

昔は、

この兄弟が幼かった頃は、

家族4人、卓袱台を中心に、テレビでも見ながら、仲良く、食事をしていたはず。

そこには一家団欒、幸せそうな皆の笑顔があります。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で観たようなそんなシーンです。

「それがたかが親の財産で、、、」とそう思うわけです。

 そうならないためには遺言書を、それも公正証書で、なんて野暮なことは言いません

本日の提言は、

「この機会を利用して親の将来やその先のことについて、家族皆で話をしましょう!」

です。

 「きっかけが」(笑)

お子様側からよく聞く言葉です。

確かに、親の反応が気になりますよね!それ分かります(笑)

私も数年前に母に切り出す際は少しだけ勇気が必要でした。

しかし、切り出してみると案外親は親で結構考えているもの、すんなりと話が進みました。

 そうはいっても切り出し方が(笑)

・「終活」とか考えてる?今は、やるのが常識だよ。

・今やるべきこと=それが「終活」だったと、俳優の中尾彬さん夫婦が言っていたよ。

・人生100年時代というけれど、もしもに備えてそろそろエンディングノートでも書き始めない?

亡くなった芸能人やご近所の方の話、よく聞く相続トラブル、葬儀社のCM等、

力を入れずに構えないで、さらりと話を切り出した方がいいのかなと思います。

本当は親の方から

しかし、本当は子供たちより親の方から話を切り出して欲しいと私は思います。

自分の人生を振り返り、愛する家族に自分の想いをしっかり伝えることが大切です。

 親子といっても思いや考え方はそれぞれ違います。

分かっていると思っていたことが案外違っていたりします。

それぞれの思いを言葉で伝え、そして話し合う、

そんなことが大切だと思いますね。

ちょうどよい機会です、少しだけ、今からの自分の人生を考え、家族で話をしてみてくださいね。

では、A-20.jpg320-207