終活のすすめ
マイナンバー、ISO9001と少し横道にそれましたが、そろそろメインテーマである「終活」についてお話します。
「終活」という言葉は、2010年くらいから、高齢者世代に向けたある週刊誌の連載をきっかけに、ひろまったと言われています。
「エンディングノート」や「終活」に関する書物が店頭に並び始めたのはこの頃からです。
しかしながら、60歳以上の方で「エンディングノート」を書こうと考えている人は50%程度に対し、 実際書いている人は僅か6%、「遺言書」を書こうと考えている人20%程度に対し、現実に書いた 人は僅か3%しかいません。(ライフメディアリサーチバンク調査)
一方で、困り果てたお客様の相談からいつも思うのが、「せめて遺言書さえあれば」とか「エンディングノートをはじめ自身の終活対策を少しでも行っていれば」とか、そんなことです。
終活って誰のため
ところで、少し考えてください。「終活」って誰のためにすることなのでしょうか?
ひとつは自分自身の為であるべきです。
「一度きりの人生を、上手く活き(いき)ぬくため、
残された人生を、より楽しく生き(いき)て行くため、
そして最後は、できるだけ安心して逝く(いく)ために」だと思います。
もうひとつは、残された家族や知人へ感謝と愛情を表現する為だと思います。
あなたの想いを具体的に伝えよう
そして、あなたの想いは「エンディングノート」や「遺言書」などで、具体的に文字で伝えるべきです。
誰でも一定の年齢を迎えると、そろそろ自分もと考えるのですが、行動を起こされる方は少ないようです。
「人は対策が出来るうちには何もせず、何か問題が生じたときは何も出来ない」といいます。
問題が生じた後では、もう手遅れなのです。
遺言書やエンディングノートは転ばぬ先の杖
「遺言書」や「エンディングノート」は「転ばぬ先の杖」だと思います。
先ずは、「エンディングノート」に書けることから、書ける範囲で、気軽にお書きすることをお勧めします。
当事務所では只今「エンディングノート」無料配布サービスを行っております。
また、書き方についてはメールの場合に限り、懇切丁寧にご教示いたします。
お問い合わせフォームからメールまたはお電話ください。